自立応援プラットフォーム『よこはま東部ユースプラザ』

よこはま東部ユースプラザ

よこはま東部ユースプラザは、若者一人ひとりの自立を、さまざまな支援機関とともにサポートします。

プライバシーポリシー運営団体(NPO法人 育て上げネット)について

〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央3-23-8
オープン 11:00~19:00(居場所スペースは17時まで)
休館日:日・祝日 毎月第3月曜日 年末年始

ブログ

ブログ

よこはま東部ユースプラザ

2014年12月20日

まもなく、間もなく、マモナク

 

部屋にはコタツとストーブが出て、

からだもこころもポカポカ暖かい。

 

夕方はもう真っ暗で、

ところかしこでイルミネーションの光。

 

12月のこの時期は、「一年の終わり」ムードが半端ない。

この一年の総まとめ的な感じで、

流行語大賞とか、流行ったものとかさ、

「あー、あった、あった。でもこれって今年の話?」

って、いつも驚くんだよね。

 

まぁ、そんなことは一旦忘れてと・・・

 

寒さにかこつけて、布団から出るのも一苦労。

結局二度寝しちゃって、

昼過ぎになってようやく、重い腰を上げて動くわけ。

さーて、今日もそろそろ行こうかな。

 

チリンチリーン

 

東プラ玄関のドアの呼び鈴が鳴ると、

「○○さん、こんにちは。」

「こんにちはー!」

スタッフの声がやまびこになって返ってくる。

 

「寒かったでしょ?上はあったかいよぉ」

玄関がある1階から2階までの階段の道のりも、

外と同じく寒いのはここだけの話・・・。

 

ガラガラガラ

 

フリースベースのドアを開ける。

(こんにちは)

「お!○○さん!」

「こんにちはー」

「おー」「やっほ」

こっちののやまびこは数が多い、

いち、に、さん・・・プログラムもあったし今日は結構いるな。

 

ドスンッ

 

ソファーにからだを預けて、

かばんから本を取り出すと、

ゆっくりページをめくっていく。

 

カコンッ カコンッ

 

「あーーー!」「マジかよ」「よっしゃ」

卓球をやっている。

なかなか白熱しているらしく、窓を開けて半袖姿の人も。

 

カタカタ カチカチ

 

隣ではパソコンをいじっている。

タイピングゲームをやったり、動画を観てて笑ってたり。

 

ウーン ウーン

 

遠くから悩ましい声が聞こえてくる。

「あとこの1ピースだけなんだけどな」

「集中力つづかないわ~」

「・・・(もくもくと作業)」

パズルをやっている。

1000ピースだってさ、すごいね。

 

トントントン

 

「なにを読んでるんですか?」

肩を叩いて、スタッフが話をかけてきた。

どうやら、好きなジャンルが似ているようで

どんどん話が盛り上がっていく。

「へぇ、そうなんですね!」

「今後その本、読んでみますね~」

そういえば自分の趣味の話とか、好きなものとか、

誰かに伝えたことなかったかも。

 

「さぁ、きりの良いところで今日も終わりにしよっか」

17時。

帰る時間だ。

玄関では皆それぞれが、

今日あったあんなことやこんなことを、また話し出してしまう。

 

「お疲れさまでした」

 

ドアを開けると、外はさらに寒い。

「あ、これアカンやつだ」と、薄着のひと、

「まだ時間あるんだよな」と、バスの時間を待つひと。

 

今年も終わって、また季節は変わるけど、

人と一緒にいる安心感て、こういうことなんだろうな。

 

いつか読んだあの小説、

最後のページに書いてあったこの言葉が、

何となく頭をよぎった。

 

東プラな一言
 

「一年の 終わりにあるよ 大晦日  

       必ずしよう トイレ掃除 in my house!」

 

typ12_1

クリスマスパーティに向けて、皆で作ったキャンドル

 

typ12-2

と、そのリハーサルの様子

 

この物語は、利用者とスタッフの話を基に構成された、

東プラの何の変哲もない、いつもの1日の様子です。

ぜひ、東プラの雰囲気を味わっていただければと思います。

 

よこはま東部ユースプラザ

https://www.sodateage.net/ypt/yokohama/

2014年11月22日

ハプニング、皆でいれば楽しめる

秋だ!紅葉だ!ピクニックだ!

 

 

勢い良くはじめましたが、せっかくプログラムで外に出かけるなら、

スタッフ主体で計画を進めるのではなく、

やはり参加する方、全員で行き先を決めたり、

可能な限り、自分たちで計画を立ててもらいたい。

 

ということで、

 

今回、スタッフがやったことといえば、

ピクニックをするための日程と、

その計画づくりワークプログラムの時間を抑えたことだけで、

他はすべてノープラン、「あとは任せた!」という投げっぱなしっぷり。

 

まずは時間やお金、実現できる/できないは考えず、

出かけたい場所のアイデアを募ると、

北は浅草、南は小田原まで20個以上の候補が出てきました。

 

そこから、数多の多数決投票を繰り返すこと、小一時間、

最終的に「鎌倉」「みなとみらい」の2つに絞られ、決選投票。

 

2グループに分かれ、

交通費や移動時間などを調べて、

少しだけ具体的に計画を立てながら、

イチ推しポイントをプレゼンタイムにうつります。

 

鎌倉が1時間足らずでいけることがわかったり、

紅葉スポットを取り上げたり、

「海を眺めてお弁当を食べたいんだ!」という想いをぶつけたり、

中華街の美味しいお店を調べたり、

 

それぞれのプレゼンの結果… 「みなとみらい」に決定!

 

 typ11_1 グループワークで作った当日しおり3種

 

 

BBQ以来の外出プログラムだったので

参加者の気分はワクワク!

そんな雰囲気が伝わってきました。

 

平日にも関わらず現地は人がいっぱいで、

わたしたちも中華街で大勢の観光客や修学旅行生に混じり、

関帝廟の厳かな雰囲気の中、記念撮影。

その後の自由行動ではお弁当や飲茶、お土産を買い込んで、

さあ、山下公園でランチにしようというタイミングで、

ポツリポツリと雨が…

 

雨にぬれまいと駆け込んだ大さん橋ホールでミラクルが起きました。

食事が食べられる休憩所がガラス張りの大パノラマになっており、

マリンタワーから氷川丸、みなとみらい地区までを、

一望しながらのランチタイムです。

 

予定通り進まなくても、

都度参加者全員で話し合って、

モアベターな方法を探っていくこの感じは、

グループ活動の醍醐味ですし、

居場所でのかかわり合いがあるからこそ、

それができるという嬉しさを感じます。

 

typ11_2

 

 

「秋のピクニックのはずが、10度きるし、雨も降るし、波風は痛いし、極寒の地めぐりになっちゃった。

 こりゃエラいところに来てしまったと思ったけど、そういうハプニングも含めて良かったです」

 

「朝起きるのつらかったっす。まぁ、よく眠れそうっす。」

 

スタッフも久しぶりに長時間歩いたので

東プラに到着したときは、疲労感でいっぱいでした。

 

そんな疲労感が「季節のイベントを楽しんだ!」

という、達成感に変わる瞬間こそ My preasure

外出プログラムの良さなのかなと思います。

 

 

今回のような外出プログラムは

来月、新年以降も継続して行っていきたいと思います。

企画したがりな、そこのあなた!待ってますね!

(風のうわさでは年明けに餅つき大会が企画されているようですよ。

皆さんのアイデアで、餅つきを彩ってください)

 

東プラな一言

 

「もみじかな よくよく見たら おまんじゅう」

 

typ11_3

2014年10月25日

趣味からはじまるエトセトラ

さて、皆さん。

あなたのサブカル的な趣味といえば何ですか?

 

アニメ、漫画、アイドル、コスプレ、歴史、バンド、鉄道、戦隊ヒーロー、サッカー、野球、小説、映画、

ネットゲーム、ソーシャルゲーム、モデラー、フィギュア、動画サイト、某大型匿名掲示板、まとめサイトetc

 

ぱっと東プラ利用者の方を思い浮かべるだけでも、これだけたくさんの趣味が出てきます。

 

長期間社会から離れてしまうと、自分が好きなことの話をする相手や機会を持てないまま、

せっかくの感動や感想、知識の共有をしたり、新たな刺激を得ることができず、

より内に内にこもってしまう場合が多くあります。

 

そこで東プラの話に戻りますが、居場所にはスタッフをはじめ、たくさんの利用者の方が関わっています。

人間だれでも、ちょっとマニアックな趣味を持っているもので、

それがどんな話題でも居場所の誰かしらにヒットするんですよね。

 

これを言っても引かれないかな、なんて心配ご無用。

ボールを投げれば誰かが受け止めてくれますし、打ち返してくれます。

 

ここで、アニメ好きの利用者の方とスタッフで話していた、ある日の居場所の1コマ。

 

「映画やドラマと違ってアニメには不要なものなんて写り込まないんですよ。

1コマ1コマ必要な物しか描かれてないから、アニメはどこのコマを切り取っても完成されているんです。

だから、僕はアニメが好きなんですよね」

スタッフが言葉のチョイスの鋭さにハッとしていると、

 

「それ格好イイねっ」「今度、自分も使って良い?」

脇で聞いていた利用者の方が入ってきたり、

 

「黒澤明も構図上いらない建物を壊したり、邪魔な雲が空を通り過ぎるのを待ったり、

不要なものを写り込ませなかったっていうエピソードがありますよ」

 

「そうそう。でも、セットの開けないタンスにも衣類を入れたり、カメラからは写らない角度の手紙の内容も

しっかり書かせたりしてるんだよね。そういう質感を大切にするのは映画ならではだよね」

また別の切り口が出てきたりして、

 

「へー」「やっぱり映画もいいな」

 なんて。

 

これは1対1の相談の場だけではなく、居場所という集団の場を持つ東プラだからこそ起きる化学反応です。

 

自分の趣味や好きなことを話したくてウズウズしている皆さん、

  ぜひ、東プラにいらして、そのお話を聞かせてください。

そして、どんどん化学反応を起こしていきましょう。             

 

「東プラな一言」

サブカル カルカル カルシウム

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 冬に向けて、菜園で大根をはじめました!

 

よこはま東部ユースプラザ

https://www.sodateage.net/ypt/yokohama/

最新記事

カテゴリー

過去の記事

はじめてご利用の方へ
リンク
リンク
PAGE TOP