2014年07月26日
菜園づくりで喜怒哀楽!
育て上げネットのブログをご覧のみなさん
よこはま東部ユースプラザ(東プラ)です。
私たち東プラは居場所(フリースペース)を通し、青少年の皆さんの社会参加のお手伝いをしている施設です。
居場所とひと言でいっても、なかなか想像がつきにくいと思いますので、
玄関先にある菜園のご紹介を通して、みなさんに東プラの雰囲気をお伝えできればと思います。
いまでこそ写真のように、ナスやキュウリ、ピーマン、トマトなどたくさんの夏野菜が実っていますが、
もともとこの菜園はとても野菜が育つような土壌ではありませんでした。
それでも、小石の除去や土壌改良、雑草抜きや水やりと、
雨の日も風の日も日差しの強い日も、朝も昼も夕方も、
利用者の皆さんと私たちスタッフとが毎日少しずつ力を合わせて、菜園を作り上げていきました。
はじめて収穫した野菜は、さっそく浅漬にして、居場所にいるみんなで「いただきま~す」の大合唱。
暑い中収穫をして疲れた体に、ちょっぴり濃い塩味がしみわたりました。
「普段は当たり前のように食べているけど、こんなに手間と時間がかかっているんですねぇ」
と感じ入る利用者の方や、
「土いじりなんてやったこともないのに、野菜の世話をしていると、なにか懐かしいような、
心地良いような気持ちになりました」という詩的な表現をする利用者の方もいらして、
みんなでひとつのものをつくりあげることを目的にしたこととは別に、
普段見られないような利用者さんの一面を知ることができたり、新しい発見がたくさんありました。
また、作業中に菜園越しにご近所さんに声をかけられる機会も増え、
そのことで逆に自分からご近所さんに声をかける利用者さんも出てきたり、
発見と同時に、利用者さんの変化も嬉しく感じるこの頃です。
『自分たちが手をかけたものが形になること』
『その成果でみんなが笑顔になること』
この2つができたことは、利用者のみなさんにとっても、私たちにとっても、
とても良い経験だったなと思います。
「東プラな一言」
野菜づくり、達成感、あるね
収穫野菜の喜怒哀楽ショット
日に日に育っていく、野菜たちを見て『喜』 虫がついたり、鳥に荒らされたりでちょっと『怒』
風や雨で苗が倒れて、自然の力を思い知り『哀』 みんなで浅漬パーティー、美味しくて『楽』
よこはま東部ユースプラザ