8月3日のNHKニュース「おはよう日本」で、育て上げネットの活動を放送いただきました。
若年者就労基礎訓練・ジョブトレの様子、新刊「無業社会」に関して工藤啓のインタビューなどが取材されました。
(特集) “貴重な労働力”若者がなぜ… 突然“折れた”若年無業者たち
若年無業者は、15歳~39歳までの仕事に就いていない若者のことを指す。
現在、その数224万人。この世代の16人に1人にのぼっている。
若者の就労支援を行うNPOが、若年無業者およそ2,300人を調査した結果、
高校・大学・専門学校を卒業した若者86.9%、就労経験のある若者75.5%。
(NPO法人育て上げネット「若年無業者白書」)
こうした若者たちへの支援の動き。都内にあるNPO法人 育て上げネット。
行うのは、「ジョブトレ」と呼ばれる就労のための基礎訓練プログラム。
利用者「はじめた頃に比べて、だいぶ慣れた。掃除なんて簡単なことだと
みんな思うかも知れないんですけど、これをやることでも自信になります」
若者たちの欠けていた経験を埋めていくには、長期に渡る支援が必要だ。
工藤啓理事長「現在不足している部分を補っていくような補完的な支援。
問題が小さな芽のうちに、私たちも一緒になってその芽を摘んでいき、
問題を解決する。そういう存在が、中長期に渡っていた方がいいだろうと」
若年無業者の問題は、若者自身、親の育て方以外にも社会的な側面がある。