働く場所を見つけることは簡単ではない。
これはリクルートが長きにわたり、就職採用活動に携わってきた結果、出した答えです。
とくに就職に不安を抱えていたり、ブランクがあったりする人々にとっては、自分と社会との間に大きな壁が立ちふさがっているように感じられます。
そこでリクルートは、これまでの就職採用活動を通して培ったノウハウ、知見を活用し、働きたい人に向けた就労応援プログラム「WORK FIT」を開発しました。
2011年より社会貢献活動の一環として、働きたくても働けない人に向けたWORK FIT活動を全国で展開。
これまで多くの方がWORK FITを受講し、社会へと羽ばたいていきました。
若年無業者に一歩踏み出す勇気を!
社会課題の一つにもなっている若年無業者の就労問題。就労支援を行う厚生労働省委託の支援機関「地域若者サポートステーション(通称サポステ)」ではWORK FITを取り入れることで高い内定率を維持しています。
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若年無業者の就職は本人や家族だけでは難しい
若年無業者、一般的に「NEET(Not in Employment、Education or Training)」と呼ばれる15歳から39歳の非労働人口のうち、家事も通学もしていない人は、2017年度の調査では71万人にのぼるとされています※。この数字には家から外に出ない、いわゆる「ひきこもり」の人も含まれており、深刻な社会問題にもなっています。若年無業者になってしまう理由では、「就職活動の失敗」や「雇用環境の悪化」など、労働に関する挫折が目立つことから、若年無業者の就労においてもWORK FITは必要なステップだと考えられました。※内閣府「子供・若者白書(旧青少年白書)」
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年間2,300人以上の人がWORK FITを受講
リクルートは全国約70の「サポステ」と連携し、若年無業者向けのWORK FITを提供しています。2011年以来、4つのプログラムを提供してきました。様々な外部環境の変化を受け、2018年度には新プログラムとなる「はじめの一歩プログラム」(プログラムA&Bの2種類)を開発しました。小さな一歩がなかなか踏み出せない人が対象で、プログラムAでは自分の気持ちを周囲と共有してありのままの気持ちを受け入れるプログラム、プログラムBでは仲間と協同作業に取り組み、自分らしさを見つけ合うプログラムをそれぞれ受講します。
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WORK FIT受講後の内定率は70%弱
サポステのWORK FIT受講者の3ヵ月以内の内定率は70%弱を維持しています。今後も全国のサポステに、就職を希望する若者の状況に合わせてフレキシブルに活用していただけるよう、様々なサービスラインナップを用意していきます。