キャッシュフォーワーク2020とは
「キャッシュ・フォー・ワーク」は、災害に見舞われた方を雇用して賃金を支払い、地域の経済復興や困窮した方の自立支援を行っていく手法です。食料や物資、義援金を配るだけの支援でなく、困窮した方が自ら働いて仕事の対価を得ることで、やりがいや自尊心にもつながります。
「キャッシュフォーワーク2020」は、コロナ禍という未曾有の状況に対応するために、2020年より始まったプロジェクトです。「コロナで就職が困難となった人たちの就労やスキルアップを支えたい」「地域課題の解決に本格的に取り組むための人手が欲しい」という2つの課題を併せて解決しながら、新しい仕事づくりに取り組む団体を支援しています。
2020年度公募結果
助成の趣旨
本助成事業は失業を機会とした若者の新たな就労環境への移行や地域の雇用転換を促進することを目的とした助成事業です。本助成事業では「キャッシュフォーワーク手法」を用い、生活困窮者に対し最低限の収入の確保と新たな職業スキルの獲得を可能にしながら、新たな地縁の獲得と地域経済の自立的な復興に貢献する機会の創出を目指します。本事業で採択団体がこれまで培った経験やネットワークを効果的に活用することにより、生活困窮者が最低限の収入の確保を行い、新たな就労のあり方を創造します。
助成概要
【採択団体数】13団体
【助成総額】約17000万円
【助成上限額】2000万円/件
【助成期間】採択より1年(最長2022年1月まで)
採択結果
事務局による一次選考(ネガティブスクリーニング中心)と合わせ、外部選考委員による最終選考(ポジティブスクリーニング中心)を経て、一期7団体、二期6団体の計13団体を採択させて頂きました。採択にあたり、提案の質や団体の財政規模を鑑みて、助成金額は調整をさせて頂いています。コロナ禍での対応に奔走される中、素晴らしい提案を頂き、心から感謝しています。採択団体の一覧はこちらをご覧ください。また、未利用の助成金に関しては、第一期団体への追加助成を検討しています。
本事業では、コロナ禍で困窮した若者に資する就労支援を提供するだけではなく、コロナ後の社会に向けた新しい仕事づくりに取り組んでいます。