育て上げネットは、東京マラソン2017チャリティ事業、第6回大阪マラソンの寄付先団体です。
東京マラソン2017チャリティ、第6回大阪マラソンのページから「認定NPO法人育て上げネット」を選んで、エントリーします。
チャリティランナー自身として、寄付することはもちろん、家族や友人等に寄付を広く呼びかけて、寄付を集めることも可能です。
東京マラソン2017チャリティ、第6回大阪マラソンのランナーとして、大会当日走ります。チャリティランナーとして、さまざまな特典があります。
皆様より頂いた寄付は、貧困・いじめ・孤食・発達障碍など、生きづらい子どもたちの未来を守るための支援に使われます。
私は子供の問題をずっと気にかけてきました。でも自分は現場に行っても何も助けることができません。情けないなぁと思っていたところ「そう気にかけてくれていることを知っただけでも、支えになっています」と現場の方に言ってもらった経験があります。「それぞれ得意不得意があるようにサポートの方法も色々違っていい」そうわかった時に、自分らしい支援を心がけてしていこうと決めました。
チャリティランも走って応援が自分らしいと思える多くのサポーターがあらわれますように。そして、それが、現場の方々の支えになっていくことを心から願っています。
チャリティマラソンの本場イギリスでは、「マラソンに出るよ」と言えば即座に「どのNPOを応援するの?」と返ってきます。走ることが誰かの役に立つという素敵な経験を多くの人に感じていただきたいと思います。
「自分のために走る」が誰かのためになる
寄付をしてランナーになれば、それがどこかの貧困に苦しむ子ども達を助けることになる。なんて素敵なんだろう。 走ることが、自分の趣味や快感や健康を越えて、誰かのためになるなんて。さあ、一歩走り出そう。あなたと、そして誰かのために。
就労の問題は、個人の自己責任と思っていませんか?決してそれだけではありません。働けない若者の多くは、社会に適応できないというよりも、この社会から排除された若者なのです。社会がもう少し優しくなれば、若者たちも安心して「背伸び」ができます。厳しさよりも寛容さ、「無理」ではなく「背伸び」。私もちょっとずつ背伸びをしながら、フルマラソンの自己記録を少しずつ延ばしています。
今年で育て上げネットさんのチャリティーランナーとして3年目の大阪マラソンになりますが、このチャリティーをきっかけにマラソンにチャレンジすることになり大変貴重な機会を頂いたと感謝してます。今年は自己ベストを更新することと、マラソン参加を通じて育て上げネットさんの情報を更に広めることを頑張ります!
マラトンの戦いで勝利を伝えた兵士は、この距離を走り抜けたあと息絶えたという。正直いって、走りたくない。いや、走りたくなくもない。自信がないのだ。この方、運動どころか健康にも縁遠い人生を送ってきた。複雑な想いが去来しつつ、不健康者を代表して走ることとなったが、とても一人では走りきれまい。健やかな者も、健やかならぬ者も、伴走してくれることを心から望む。
家庭の経済状況と学歴には相関関係があると言われています。例えば大学進学率。高卒者全体では50%ですが、生活保護世帯の高卒者に限ると20%。2.5倍の「格差」があります。学歴は就職に、就職は収入に影響し、次の世代へと引き継がれます。これが貧困の連鎖です。
私たちは、経済的に厳しい状況にある家庭の子ども達への学習支援を通じて進学・卒業を支援することに加えて、様々な社会体験の機会をつくることで、自分・仲間・大人・社会への信頼と、未来への希望を抱けるよう支援しています。
「卒業したら家を出て、適当にアルバイトをしながら暮らす」と、なんとなく考えていた高校1年生。私たちのプログラムで「ひとり暮らしにはいくらかかるか」「時給1,000円で、ひとり暮らしをしながら貯金はできそうか」などを考える時間をつくったところ、「月給でもらえる仕事の方がいいかもしれない」と考えるようになりました。働き方の違いを知ったうえで、「日給や時給の方が自分のやりたいことには合っているかも」と考える生徒もいます。
子ども達は、知っていれば、考えて行動することができます。私たちは、「お金と仕事」「人生で起きるトラブル」などを想定したシミュレーション授業を行うことで、後悔する子ども達を減らすための活動にも取り組んでいます。
理事長工藤 啓
私には4歳と2歳、そして9か月の双子がいます。全員男の子ですが、物を投げ、壁を汚し、喧嘩をします。それをしたら怒られるのがわかっているからこそ、ニヤニヤしながら「やる」のです。毎日疲弊していますが、彼らの笑顔と寝顔を見ると、安心や信頼があるからこそ、健やかな表情が生まれるのでしょう。その一方で、怯えるように暮らし、毎日を生き延びることで精一杯の子どもたちがいるのも事実です。大人を信頼できず、学びに楽しみを見いだせない。将来を考えるのが不安で刹那的になる。私は、育て上げネットの活動を通じて、すべての若者、子どもたちが安心と信頼を持って他者と関わり、未来に向かって力強く歩んでいく。そのナナメ半歩後ろで伴走し、支えていきます。子どもたちは、私たち社会の子であり、私たち大人の写し鏡です。子どもたちを守ることは、私たちの未来を創ることに他なりません。私もチャリティランナーとして大阪・東京マラソン2017に挑戦します。ぜひ、ともに未来を創るべく42.195kmを駆け抜けましょう。
シングルマザー家庭に生まれ、いつもひとりで夕食を食べていた梓くん(10歳、仮名)。友達から「お前は空気が読めない」と、無視をされるなどつらい想いを抱えていました。梓くんを心配した母親に手を引かれ、私たちの学習スペースに通いました。勉強はもちろんのこと、生まれて初めてのキャンプ、お祭りでの屋台出店、スポーツ観戦を通じて自信が芽生え、仲間ができました。
貧困・いじめ・孤食・発達障碍など、生きづらさを抱えている子供たちが日本にはたくさんいます。皆様のご支援は、家庭環境が不安定な子供たちが学習習慣を身につける支援や環境づくりのほか、「お金と仕事・働き方」を学ぶプログラムの実施など、子供たちを「自立した将来」へとつなぐ活動に活用させていただきます。