利用者の声
「このままじゃマズイ」
自分で調べて自分一人で面談へ。
中学校で不登校になり、以降は主に自宅で過ごし、母が紹介してくれた内職をやるくらいでした。30歳のとき、転機が訪れました。きっかけは祖父の葬式に集まった親戚から陰口をたたかれたことでした。本当だったら怒ってもいいのに、僕は焦りました。ふだんは意識していなかったけれど、「このままじゃマズイ」と考えていたんでしょうね。そこで、自分で支援機関を調べて、育て上げネットにメールをしました。初回の面談料は内職で貯めたお金で払ったんですよ(笑)。
ジョブトレになじむまでにちょっと時間がかかりましたが、話しかけてくれたメンバーと仲よくなり、徐々に輪のなかに入っていくことができました。
ジョブトレですすめられた
インターン先に就職決定。
僕は人よりも学校に行っていなかったけれど、ジョブトレの集団作業もすぐに慣れることができました。スタッフがさりげなく会話の輪に誘ってくれたりして、不安も感じませんでした。
ジョブトレに通っている間に、スタッフからインターンをすすめられ、社員さんから「うちで働かないか」と声をかけていただいたことから、現在はその会社が運営しているショップで働いています。
僕は、ジョブトレに来ることができて、現在普通に働けている。そのことにとても感謝しています。だから、将来的には、「昔の自分みたいな誰か」に働く場を提供したいと思っているんです。僕をインターンとして受け入れてくれた今の会社のように、気楽に働ける場を作ってあげたいと思っています。現実感のない、漠然とした夢だけど、いつかできるといいなと思っています。