皆さんは「御用聞き」という言葉、耳にしたことがありますか?
「御用聞き」と言われたら、どんなイメージを持ちますか?
一般的にはお店の人が、それぞれのお宅におじゃまして注文を頂く。
「まいどぉー〇〇屋です。なにか注文ありますかぁー」
・・・こんな感じでしょうか。
ジョブトレには、若者たちの“働くためのトレーニング”のひとつとして、
地域の御用聞きがあります。
ジョブトレの御用聞きはお店ではないので、このようなお伺いをすることは
ありませんが、ひとつだけ、本来の御用聞きを商いにされている人と
同じことをしています。
それは、地域の人たちとの繋がりを大事にしていることです。
・ご家庭の「ちょっとした用事」をお手伝いさせてください
・地域の若者が「ちょっとした用事」をお手伝いいたします
・1人ではできず、身近な人に頼みにくい用事をお任せください
ほんのちょっとしたことだけど手伝ってほしい。という、ご家庭の要望に応えるために、
そして、地域と若者を元気にする取組みとしてスタートした御用聞き。
今ではジョブトレに通う若者たちの、就職へ踏み出す大きなステップになっています。
●窓ガラスの清掃や、商店街の街灯への装飾の取り付けなど、依頼は多岐に渡ります
●夏には草刈り、鎌で手作業を行なうこともありますし草刈り機を使用することも
・人と接するのが苦手だったが「コミュニケーションに慣れてきた」
・いつも緊張しているが「ありがとう」「ごくろうさま」
の言葉が嬉しかった
・お願いされたお手伝いの出来を褒められて、「すごく自信になった」
「人と接するのに慣れる」「自信がつく」というのは、
実際の仕事体験の場を通してだけではありません。
御用聞きの依頼を受けたら、お客様のお宅、あるいは会社に、
ジョブトレスタッフと一緒にうかがい、ご挨拶し、時には打ち合わせに加わることもあります。
与えられたことだけを行うのではなくて、
「仕事っていうのはこういう流れなんだよ」という全体を知ってもらったうえで、
その経験を役立ててもらいたいと思っているのです。
御用聞きにご依頼くださる、地域の商店街、会社、そしてご家庭の多くの方々から、
「頑張っている若者を応援したい」というあたたかい声をいただきます。
私たちは「若者と社会をつなぐ」役割りを担い、そして若者たちと一緒に、
若者の「働く」を地域の皆さんと一緒に応援していきたいと考えています!
若年者就労基礎訓練プログラム・ジョブトレ
https://www.sodateage.net/service/jobtra/#start