“クラス担任から高校生に提供したい情報”をまとめた冊子 「キャリアガイダンス」 に、 金銭基礎教育プログラム の記事を掲載いただきました。
将来を考える動機づけ 「お金と仕事」をシミュレーションする
高校生にとって、自分で稼ぎ自立した生活というのは、漠然とした未来でなかなか想像しづらいのではないだろうか。金融広報中央委員会「知るぽると」が、平成22年に調査した「子どものくらしとお金に関する調査」では、高校生で、家の人とお金のことをよく話すというのは23.5%。逆に話をしないという高校生は21.5%いた。しかも、社会のこととなると、話をしないという高校生が33.2%いて、それだけ社会や経済についての大人との日常会話が少ないということが見て取れる。
認定NPO法人育て上げネットでは、ニート化を防ぎ、社会的自立を目指すためにはお金のことを考える機会が重要ととらえ、新生銀行とともに 「MoneyConnection(R)」という金銭基礎教育プログラム を開発している。高校生向けに実施しているのは、進路選択が人生の重要な分岐点になるからだ。
(2015年1月1日発行「クラス担任のためのキャリアガイダンス」Vol.25より抜粋)