最初にお問い合わせをくださるのはお母様が多いのですが、家族の問題はみんなで解決していくものです。子どもの将来相談窓口「結」は家族みんなで利用できる「合同面談」も実施しています。
今回は家族合同面談を実施したご家族をご紹介します。
小さい頃から明るく元気で、クラスの人気ものだった翔太(仮名)さん。中学受験にチャレンジし、第一志望の中高一貫校に合格しました。中学時代は楽しく過ごしましたが、高校進学すると、学校に通うことが億劫になり休みがちに。試験だけは受けていたのでギリギリの単位を取り、大学にも合格しましたが、2年生を終える頃中退してしまいました。
1年が過ぎた頃、もうどうしたら良いか分からなくなったお母様が解決策の糸口を求めて「結」にいらっしゃいました。ときどきお父様にもご参加いただきお話を聞いていくと、ご両親ともに将来への不安が強く、ついつい翔太くんの希望を聞き、それを叶えようと考えて負担をかけてしまっていた。中退するとどんな人生になるのか想像ができず戸惑っていたことがわかってきました。
お母様には、将来の質問をすることをやめ、日常会話が回復することを目標において挨拶や雑談に徹していただくと、自室から出てくる回数も増えて、リビングで一緒にテレビを見ながら会話をするまで関係が回復してきました。
このころから、私たちは翔太さん本人のお話を聞いてみたいと思い、お父様に面談を提案してもらいました。現代では働き方も多様になり、直接お話を聞かせていただいたほうが、遠回りにならないようなサポートをご提案できると考えたからです。
最初は、「これからのこと自分で何とかするからほっといてくれ」と聞く耳を持ってもらえなかったので、わたしたちからも自己紹介の手紙を書いたりして、翔太さんにとって危険人物でないことをご理解いただけるようにしました。
互いの心のうちを理解し合えたことで、翔太さんの望む将来を実現するために親としてできること、自分自身が頑張ることをはっきりさせられたので、その後はずいぶんスムーズに進んだように思います。
家族間だけでのやりとりだと喧嘩別れになり決裂してしまうことも、一緒に考えることで客観的に物事を考えて進めていくことができるのが、第3者を交えた家族合同面談です。
翔太さんの努力は実を結び、希望に合う業界で活躍しています。
子どものことを悩み、一人で抱えているのであれば、ぜひ、子どもの将来相談窓口「結」に相談に来てください。一緒にこれからのこと考えていきましょう。
子どもの将来相談窓口「結」 蟇田
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