育て上げネット

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デジタルハーツ 


株式会社デジタルハーツ (以下、「デジタルハーツ」)と認定特定非営利活動法人 育て上げネット(以下、「育て上げネット」)は共同で、若年無業者の就労支援共同プロジェクト「デバッグ・トレーニング(バグトレ)」を2020年4月より開始することといたしましたので、お知らせいたします。

育て上げネットは、様々な理由から無業の状態にある若者の就労支援を行っているNPO法人であり、行政や企業と連携し、若年者就労基礎訓練プログラム「ジョブトレ」や公設民営の支援機関等を運営することで、すべての若者が社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会を目指しています。育て上げネットが支援している若者は、コミュニケーション力や体力、臨機応変な対応力が求められる業種より、集中力や忍耐力、専門的な知識を要する情報通信業(IT)を選択することが多いため、これまで、IT企業への職場体験・インターン等の積極実施やITスキルに特化した訓練コースの運営等の就労支援プログラムを強化して参りました。

一方、デジタルハーツは、主にゲームソフトの不具合を検出する「デバッグサービス」を提供しており、全国15拠点のテストセンターに在籍する約8,000名のテスターの機動力及び創業以来培ってきたノウハウを強みに事業を展開しております。デジタルハーツでは、操作ボタンを無作為に何十回も連打しエラーが発生しないかを確認するような忍耐力や集中力が求められる初歩的なデバッグから、フリープレイで不具合を見つけるような発想力が求められる高度なデバッグまで、段階的にスキルを向上させることができる独自の教育プログラムを実施することで、デバッグ未経験者でもすぐに業務に従事できる体制を整備しております。また、テスターには、俳優や歌手等を目指している若者や、主婦、ひきこもり経験のある方等多種多様な人材が在籍していることから、デジタルハーツでは、出勤日数等を柔軟に変更できる勤務形態を導入し、多様なバックグラウンドを持つ人材が自身の希望に合わせて勤務できる環境を整備しております。

これらのデジタルハーツが提供するサービスの性質や教育体制、柔軟な勤務形態と、育て上げネットが支援している若者との親和性が高いことから、この度両社で連携し、若年無業者の就労支援共同プロジェクト「デバッグ・トレーニング(バグトレ)」を開始することといたしました。本プロジェクトの第一弾として、2020年4月から開始される、ITに特化した集中プログラム「ジョブトレIT」のカリキュラムに、デジタルハーツのデバッグの研修プログラムを組み込むとともに、実際に職業体験する機会を提供することで、より多くの若者に「デバッグ」という業務を知ってもらう機会の創出に努めて参ります。

育て上げネットの工藤理事長からは、次のコメントを頂いております。「育て上げネットには、真面目にコツコツと積み重ねる業務に力を発揮できる若者がいます。私たちは彼ら・彼女らの長所が生かせる仕事を模索するなかでデジタルハーツ社と出会いました。私たちの日常生活に広がるアプリやゲーム等が不具合なく動くようにする。これから社会にリリースされるプロダクト品質を支えるデバックサービスは、若者にとっても社会的価値を感じやすい業務です。ジョブトレITのプログラムにデジタルハーツ社の研修プログラムを導入することで、若者に多様な仕事の選択肢を獲得する機会を提供していきます。

今後も、デジタルハーツと育て上げネットは、新たな教育プログラムの共同開発やインターンシップの実施等様々な取り組みを推進することで、若年無業者に新たな仕事の選択肢と成長できる環境の提供に努めて参ります。


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