NPOの特徴のひとつは「寄付」を集められることです。もちろん、集めなくてもいいわけですが、寄付を預かり、課題の解決や価値の創造など、非営利組織だからこそできる取り組みを行えます。
それはNPOのファンドレイズ(資金調達)担当であってもいいですし、職員のひとりとして集めていいですし、応援するNPOのために寄付を集めたいと思う個人でもいいわけです。
最近、自分の誕生日に、所属や応援するNPOに寄付を募る「バースデードネーション」という取り組みが広がりを見せています。私はまだやったことがない(誕生日は6月)のですが、ひとりの職員が「バースデードネーション」にチャレンジをしてくれました!
▶ 元不登校が若者のために初チャレンジ!~誕生日のお祝いに寄付を~
--- 私が若者のために寄付を集めようと思ったきっかけ ---
私自身も生きづらさを抱え、中学時代に不登校を経験しました。環境に恵まれ、様々な出会いを通じて、32歳まで生きてこられました。
いまだに、はたらくことや生きることについて悩む若者(!)の一人です。正直「支援」という言葉には違和感があったりもします。
育て上げネットで働き始めて、様々な環境の中で日々奮闘している高校生や若者と出会い、私ももっとパワーアップしなければと気づかされました。
そのチャレンジの一つとして、今回はバースデードネーションを実施します。
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自分に直接入ることのないお金を、誕生日を祝ってくださる方から、自分が応援するNPOに寄付を募るというのは、難易度の高い行為のように思います。
彼女がサイトで書かれている「なぜ、そのNPOなのか」を言語化してくれました。そして、彼女の知らない経歴や考え、未来に向かう気持ちなどを知ることができました。
これまで知らなかった一面を、彼女が生まれた大切な「誕生日」をきっかけに知ることができたのは、とても嬉しいことでした。
▶ バースデードネーションで寄付を集めるコツ|Syncable|note(ノート)
バースデードネーションについては、こちらのサイトでコツがまとめられています。技術的なものもありますが、私が感じたのは、家族や友人に祝ってもらった子どもの時代と異なり、年齢を重ねるなかで「自分の誕生日」が自分にとって相対的に価値が下がっていることです。
子どもや友人の誕生日はお祝いしたいけれど、自分の誕生日について価値あるものと感じづらくなっているようです。子どもたちはケーキが食べられる機会、ということで大きな価値を感じているようですが…
それについて、深く何かを思うことはなかったのですが、このようなバースデードネーションという取り組みは、自分の誕生日に新しい価値づけをする可能性を感じました。
※誕生日にバースデードネーションも検討したいですが、フルマラソンでも頑張りたく、応援してくださると嬉しいです!
▶ 若者の「働きたい」想いに応えるためフルマラソン走ります!