サポステの近くに新しいパン屋さんが出来ました。
僕は一時期本気でパン屋になりたいと思ったことがあるほどパンが好きなので通い詰めています。
不必要なもう一つを買ってしまう魔力がパン屋にはあって、いつも予算オーバーです。
サポステを利用している方の中でもパンが好きな方が来まして、パン屋で働くことを検討するのですが、なかなかハードルは高いようです。
まず、パン作りの勤務になると、朝がとても早い。5時出勤なんて当たり前ですし、販売スタッフの勤務になると、レジがとても大変そう。
僕はいつも感心するのですが、店内にある数十種類のパンと値段を覚え、手早く打ち込み包装、会計を行う姿は熟練の技ですよね。
さて、一時期パン屋になりたかった僕は、仕事をしながら通えるパン作りの技術を学べる専門学校を本気で探し始めましたが、なかなか踏ん切りがつかなく、とりあえず
ホームベーカリーを購入しました!
まずは家で作ってみよう。あんなパンや、こんなパンを自分で作ろう。
あぁやっぱりパンが好き。そしてやっぱりパン屋になりたい。という気持ちを高めよう。
と意気揚々と僕のパン作り生活が始まったのですが
ありきたりな食パンを1か月作ったのち、あんなパンや、こんなパンを一度も作ることなく、ホームベーカリーは封印されました。
パンは食べるに限る。
あれだけ盛り上がったパン屋になりたい気持ちは泡と消えました。
話は変わって。
以前、僕が民間企業で経理をやっていたとき、仕事を辞めて転職したいと考えていました。
その時僕の頭に浮かんだのが「税理士」でした。
簿記は得意だった。法律も大学のときに勉強していた。なによりよくわからないけれど「税理士」の資格を取れば、転職もなんとかなるような気がする。
さて、一時期税理士になりたかった僕は、仕事をしながら通える専門学校を本気で探し始めましたが、なかなか踏ん切りがつかなく時間だけが過ぎていったのですが、ついに
専門学校に大金を払いました。
意気揚々と、会社と専門学校を往復し、休日返上で勉強する日が続きましたが
仕事と勉強の両立が出来ず、また授業にさっぱりついていけなくなり、3か月でリタイア。
今の仕事を続けるよりも、税理士になる方が難しそうだ。
あれだけ盛り上がった税理士になりたい気持ちは泡と消えました。
さらに。
僕は大学の時、不動産関係の資格、宅地建物取引主任者の勉強をしていました。部屋のインテリアにもとても興味があり、インテリアコーディネーターへの道を模索し始めました。
さて、一時期インテリアコーディネーターとして仕事に関わりたかった僕は、仕事をしながら勉強できる通信講座を本気で探し始め、カードで一括支払い。
大量のテキストが家に送られてきました。
僕は申し込んだことで満足してしまい、7冊あったテキストは1冊も消化することなく、インテリアコーディネーターのテキストが部屋のインテリアとなりました。
さて何が言いたいかといいますと、
僕がいかに愚かだったかということではなく
(確かに愚かだったかもしれませんが・・・)
この愚かな行動と出費がなければ僕はたぶん、パン屋も税理士もインテリアコーディネーターも未だになりたいなぁ。なれたらいいなぁ。と思い憧れ、夢を見続けていたもしれないということ。
僕もまさかこんなにも一瞬でパン屋の熱が冷めると思いませんでした。
若干のショックを感じたほどです。
でもきっと行動に起こしていなければ、この程度しかパン屋への気持ちがないということを知らないまま、ずーっとずーっと「パン屋になりたいなぁ」と思い続けることに時間を使っていたと思うとゾッとします。
「ダメならダメでもいいけれど、ダメならダメで、ダメだということを早く知りたい。次の選択肢を試せなくなるから」
そう思って、できるだけ行動するようにしています。
「食べてみないとおいしいかわからないの法則」と、僕は勝手に呼んでいます。
一回ちょっとかじってみようの精神。
なんの話かというと
こんな人が、相談員としてたちかわサポステにはいますという話です(笑)
こんな人ばかりではありませんが。
ちなみに昔、小説家に憧れ一作品書き上げ、なんとか文学賞に応募をしたことさえあります。
これはサポステのスタッフにも言っていない、ここだけの話です。
※ホームベーカリーによる、僕のパン屋への道の始まりと終わりのきっかけになった思い出の食パン
たちかわ若者サポートステーション
https://www.sodateage.net/yss/tachikawa/