たちかわサポステの新しいチラシを作りました。
今までの堅実な印象のチラシもよかったのですが、もう少し気軽に手に取りやすいチラシがあると、もっとサポステに興味を持ってもらえるかもしれない思い、イラストや、マンガを多めに作ってみました。
嬉しいことになかなか評判がいいのですが、実はイラストは僕が描きました。
絵を描くのは小さいときから好きでした。
小学校からノートの隅には常に落書きをしていましたし、中学、高校のときにはマンガも描いていました。
高校時代は美術部に入り、美大に行くことを考えたこともありました。
ただ、ある時自分で
「自分の絵のレベルは、絵の描けない人にとっては凄く見えても、絵の描ける人にとっては素人に毛の生えたレベル」
と悟った時期があり、その道に区切りをつけました。
結局僕は、その時自分の偏差値で入れる一番高い大学の、しかも法学部という全然絵とは関係のない大学に目的なく入学し、就職活動を始めました。
デザイン性の高い仕事がしたい。
というとても曖昧な基準を元に、不動産関係の仕事を受け続けました。
(間取り図や、ラフスケッチができると楽しいと思ったため)
結局僕は、その時たまたま内定をもらった印刷会社の経理の仕事を始めました。
仕事は経理だけれど、印刷会社なのでデザイン性に近いだろうという落としどころですが、仕事が始まるとデザイン性に関わることは一切ありませんでした。
それから時がたち・・・
新しいサポステのチラシを作ることになり、僕の眠っていた絵やデザインに対する想いが今回炸裂したわけですが。
率直な感想として
「あぁ、イラストやデザイン関係を仕事にしなくて本当によかった」
と思いました。
今回のサポステのチラシは締め切りも注文もなく
自分の好きなときに、自分の好きな絵を描けたにも関わらず、やはり産みの苦しみはあり、
表紙を描くのに一か月以上もかかり、途中でやめようと思ったことも何度もありました。
それが仕事として依頼を受け、決められた期日の中で、要求された絵を描き
それが複数同時進行する生活が毎日続くとなると
僕には絶対できない。
こんな中途半端な気持ちで、絵やイラストの仕事に携わりたい。
なんて過去に少しでも思っていたなんて、ほんとおこがましい。
プロの方に頭が上がりません。
ただ、絵を描いているときは本当に楽しかったですし、絵を描いているときの集中力。出来上がったときのやりがいや達成感は、本業を上回りそうな勢いでした。
僕は好きな絵やデザインを仕事にすることは出来なかったけれど、思いがけず仕事の中で活かすことができて、とても満足しています。
自分の好きなことを仕事にする。
ことと
自分の好きなことを仕事に活かす。
ことは、似ているようで違うことだと感じています。
仕事にすることはもしかしたら難しいかもしれない。
でも、仕事に活かすことは考え方によってはいくらでも活かせるかもしれない。
もしかしたらどんな仕事でも。もしかしたら僅かかもしれないけれど。
もしかしたらそれが、働く上でのモチベーションに繋がるかもしれない。
僕はお花屋さんでも楽しく働けるかもしれません。
小さなプレゼント用のブーケを作る仕事は、お花のバランスや配色など、きっとすごくこだわれると思うので。
例えばこんな風に。
みなさんの好きなことは、どうしたら活かすことができるだろう。
この仕事だと、どんな風に活かせるだろう。
そんな話もサポートステーションでしてみませんか?
たちかわ若者サポートステーション
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