就職活動で必須と言われる「自己分析」。
・自分の持ち味は何か?
・どんなことにやりがいを感じるのか?
・どのように組織や社会に貢献したいか?
こういったテーマにしっかり向き合ったかどうかによって、
就活の結果や納得感が違ってきます。
でも、よく考えて答えを出したはずなのに、
就活を続けるうちに揺らいでくることってありませんか?
「この仕事は本当にやりたいことだろうか…」
「この方向で正しいのだろうか…」
と自信がなくなり、足元がぐらぐらするような感覚です。
就職が決まらないまま卒業したOさん。
サポステに来た頃は、やりたいこと探しの迷路に迷い込んでいました。
学生時代ずっと取り組んできた分野での就職を目指して、
自己分析もしたはずだったのに、
「目指している仕事は本当にやりたいことなのか?」と
自分の感じていることや考えにまで疑心暗鬼になっていたのです。
迷走していたOさんが、サポステに通いながら就活を続け、
最後にたどり着いた先は…
サポステを利用してお仕事に就かれた方へのアンケートに答えてくれた
Oさんのコメントを、ご本人の了承を得て以下にご紹介します。
〔ちょうふサポステアンケート Oさん 女性 25歳〕
現在の仕事について教えてください
NGOの通信販売の部署でパートとして働いています。
主に電話やFAXでお客様から注文を受け、専用ソフトを使って注文内容を入力し、伝票を作成しています。
年に2、3回イベントに出店することもあり、対面販売も行っています。
今の仕事のどのあたりが自分に合っていますか?
言われたことを確実にこなすことが求められるところです。
注文の打ち込みや伝票作成は決まった流れを正確に行う仕事です。
時には臨機応変に対応することも求められますが、特別スピードを求められないところや、
質問や意見を言いやすい環境であることも自分にあった職場だと思います。
また、NGOであるため、自分の仕事が最終的には社会のためになるということがやりがいになっています。
就職活動を始めるまでにどのくらい時間がかかりましたか?
就活は大学院在学中から始めましたが、卒業までに内定をいただくには至りませんでした。
卒業後も就活を続けていたため、全く就活をしなかった時期はほとんどありませんが、
月に1、2か所受ける程度でした。
サポステはどのように知りましたか?
大学院卒業後、就活がうまくいかず悩んでいた時に
認定NPO法人育て上げネット理事長の工藤さんによる本、『大卒だって無職になる』に出会いました。
その後ネットで調べ、NPO法人育て上げネットが運営するサポステが近くにあることを知りました。
サポステ利用前はどんな状況でしたか?
自分に自信を持てず何を信じたらいいのかわからなくなり、迷走している状態でした。
絞り込み過ぎていた業界業種を広げてみたものの、広げ過ぎてなんでも良くなってしまい、
就活が振り出しに戻ったようでした。
行きたいと思えるところがあっても過去の面接で嫌な思いをしていたため面接が怖くて応募に踏み出せずにいました。
また、親の気持ちや親戚の目、近所の目が気になり、
無職という社会のどこにも所属していない状態に虚しさや恥ずかしさがあり、焦ってばかりいました。
サポステを利用して良かったことは?
どんな話でもしっかり聞いていただけるのが一番良かったです。
就活仲間がいなく、親には就活についてあまり話したくなかったため、
就活についてなんでも話せる人ができたのは気持ちの面でとても助かりました。
スタッフと面談を繰り返すことで自分の考えがまとまってきたり、一歩踏み出す勇気につながったりしました。
サポステの印象は?
良い意味でガツガツしていない就労支援機関という印象です。
私はいくつかの就労支援機関に通っていましたが、サポステが一番落ち着きました。
他の機関では周りの人に圧倒されてしまったり、焦ってしまったりしたのですが、
サポステは比較的少人数で静かな環境で、一人一人にあったサポートをしていただける場所です。
これから利用を考えている方へ一言お願いします!
少しでも利用を考えているのであれば怖がらずに行ってみてください。
私はサポステに通って本当に良かったです。
求人に応募をして面接を受けるだけが就職活動ではありません。
生活リズムを整えたり、社会人マナーを学んだり、仕事について考えてみたりするのも就活のうちです。
自分一人で行き詰ったらサポステに通い、あなたに合った支援を受けてみてはどうでしょう。
一時は「就活が振り出しに戻ったよう」にさえ感じていたOさんですが、
迷いつつも就活を続けた結果、最後は、もともと目指していた分野で内定を獲得されました。
サポステの面談を通じて自分の考えを整理したこと、成長できている自分を確認できたこと、
やりたいことを後押ししてもらえたことが、
Oさんにとって就活を続ける支えになっていたかもしれません。
時間はかかっても、業種業界を広げるなどいろいろ試し、多くの会社を見て感じたからこそ、
納得のいく答えを出せたのだと思います。
ちょうふ若者サポートステーション
https://www.sodateage.net/yss/chofu/