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2015年05月23日

コミュニケーション「はじめの一歩」


ちょうふ若者サポートステーションです。

 

「コミュニケーションが苦手」というのは、
就労を目指す若者のお悩み上位の一つ。
実際、ちょうふサポステをご利用される若者の約4人に1人が、
 [来所目的と相談したい内容]として
”コミュニケーションへの苦手意識を克服したい”を挙げています。
(利用開始時アンケート/複数回答)

 

ちょうふサポステでは、
設定されたテーマのもとコミュニケーションを体験する、
グループワーク形式の「コミュニケーション講座」を行っています。

 

この日のテーマは「グループで合意形成に挑戦しよう!」
自分の意見をしっかりと話し、人の意見もきちんと聞いてそれを受け止め、
意見調整(=合意形成)していくことを体験するグループワークです。

 

冒頭にスタッフから、参加するうえでのお作法が伝えられます。
201505_osaho

相手を傷つけないよう配慮するのはコミュニケーションで大切なこと。
でも意識しすぎると何も言えなくなってしまうので、ほどほどがいいですね。

 

続いて参加者の自己紹介。今の心境を語ってもらいました。
「緊張しています。スムーズに話せるようになればと思って参加しました。」
「どんなことをするんだろうと、ドキドキしています。」
「緊張しています。人前で意見を言えるようになりたいです。」

 

“うまくいかなかったらどうしよう”という不安と、
“話せるようになりたい”気持ちが綱引きしているようでした。
でも「緊張している」と言ってしまうだけで少し楽になれるし、
他の人も緊張しているんだと分かると、ちょっとほっとしますね。

 

ウォーミングアップを終えてグループワークが始まります。

 

タイトルは「無人島SOS」。
船に乗って旅行中に大嵐に遭い船が粉々に…
漂流した末に流れ着いた小さな無人島で、生き抜くために、
また島から脱出するためにはどのようなものが必要か。
18個のアイテムの中から8つ選んで大切な順に番号をつけ、
選んだ理由も書きます。
その後にグループで話し合って8つを選びます。

 

まずは個人でランキング。
8つを選ぶのはそれほど苦労しないけれど、
順番を決めたり理由を考えるのが意外に難しそう。

 

次にグループで話し合って8つに絞り、順位を決めます。
最初に全員の意見を出し合い、そこから絞り込んでいくことになりました。
参加者それぞれ、大事にしていることや、前提としていることが違っていたりして、
意見調整は難航します。
時間内に合意形成できるでしょうか?

 

残念ながら、6位までランキングしたところで時間切れ。
参加者のみなさん、お疲れさまでした!
201505_ranking

終了後の感想では、「まだ緊張している」という人も、
自分の意見を言えた充足感を感じているようでした。
アイテムを選ぶ際の仮定や、大事にしていること、選んだ理由が
人それぞれ違うことを体験して、グループで話す面白さを感じた人、
「自分の意見を言うだけでなく周りの意見を聞けるようになりたい」と、
次の課題を見つけた人もいました。

 

意見をまとめるのは大変そうでしたが、
グループでの意見交換を通じて感じることがあったようです。
最初は漠然としていた自分の考えが、
他の人の意見を聞いているうちにまとまったり、
たどたどしくても人に聞いてもらうことで整理できたり。
それが誰かと話すメリットであり、楽しさかもしれません。

 

 

苦手意識をやわらげる「はじめの一歩」
「コミュニケーション講座」は毎月2回開講しています。

 

講座スケジュールはこちらをご参照ください。
https://www.sodateage.net/yss/chofu/schedule

 

参加にはサポステへの事前登録が必要です。
ご利用の流れはこちらをご覧ください。
https://www.sodateage.net/yss/chofu/guide

 

ちょうふ若者サポートステーション
https://www.sodateage.net/yss/chofu/


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