ちょうふ若者サポートステーションです。
就職が決まってからも、ちょうふサポステに近況を報告しに
来所してくださる利用者さんがいらっしゃいます。
農業のお仕事に就かれたHさんは、2か月後、
茄子やきゅうりなど自分が初めて作った野菜を持って、私たちに見せに来てくれました。
真っ黒に日焼けをされ、とても楽しそうにお仕事の話をされるHさんを見て、
スタッフも嬉しく思い、元気づけられました！
Hさんは、過去に3か月間の就労経験はありましたが、
退職後は7年間ご自宅などで過ごされていたそうです。
前職で叱責されるなどの経験から、対人関係への恐怖を持ってしまい、
働かなくてはいけない…と思いながら、どうしても一歩を踏み出すことが出来ないまま、時間が経ちました。
勇気を出してちょうふサポステに足を運んでくれた、
そんなＨさんがアンケートに答えてくださったので、ぜひご覧ください！
〔ちょうふサポステ・アンケート Hさん男性29歳〕
現在の仕事について教えてください
農業をしています。
野菜や果物の収穫をした後に、
野菜の泥を洗って綺麗にしてから、出荷作業をしています。
その後は、新しい作物を植えるために畑を耕したり、
畑を平地に戻したり、草取りをしています。
今の仕事のどのあたりが自分に合っていますか？
合っているかはまだ分からないのですが、
初めての仕事で知らないことが多く、新鮮で面白いです。
土いじりや作物を育てることは難しいですが、
出来上がった野菜や果物を見ると、実感がわいて感動します。
そこにやりがいを持てるところが、合っているのかもしれません。
また、自分から人に声をかけることが苦手でしたが、
先輩が気にかけてくれるので、質問しやすい環境です。
和気あいあいと話す時もあるし、怒られることもあるけれど、後からフォローしてくれます。
笑って仕事ができるので、それも続けていける理由だと思います。
就職活動を始めるまでにどのくらい時間がかかりましたか？
7年間のブランクがありました。
その前は、不動産の営業をしていましたが、3か月で辞めました。
会社の人から厳しい叱責を受けるなどを繰り返し、働きたいと思っても、
人と接すること、一歩踏み出すことが、怖いと思うようになっていました。
友達に飲みに誘われることもありましたが、
仕事をしていない自分をどう思われるのかと考えると、
友達に会うことも次第にできなくなっていきました。
サポステは何で知りましたか？
引っ越しをして環境が変わったことをきっかけに、
勇気を出してハローワークに行きました。
相談員の方に、働いていなかったことを正直に伝えると、
サポステでは色々なことをサポートしてくれるよ、と教えてくれました。
その場で「行きます」と返事をすることが出来て、
すぐに相談員の方が電話で予約をしてくれました。
サポステ利用前はどんな状況でしたか？
ほぼ、ひきこもりの状態で、人と会うのを避けていました。
家では、料理や家事の手伝い、甥っ子の世話などをして過ごしていました。
サポステを利用して良かったこと
講座を利用して、「働かなきゃ」という気持ちから
「働きたい」と思えるようになったことです。
サポステスタッフの方に、人と話すことが怖いと伝えたら、
まずは講座に参加して人と関わる事から始めてみたら？と薦められて。
作業体験のプログラムに参加してみようかなと。
チラシを発送する準備作業でした。
担当の方も、ちょっとずつでいいからと言ってくれたので、
出来ることから探していこうと思いました。
まずは応募しなくてもいいから、ハローワークに行って、
自分がやりたいと思える仕事を探してごらんと言われて、見つけたのが今の仕事です。
サポステの印象は？
スタッフの方は、優しいです。
やるべきことを明確にしてくれると言うか。
一生懸命、自分の話を聞いてくれているので、
やらないと…という気持ちになりました。
何もしていない状態は苦しくて、
サポステでは前に進んでいる感じがして気持ちが楽でした。
これから利用を考えている方へ一言お願いします
行動を起こす最初の一歩は難しいと思います。
自分にはそれが本当に勇気のいることだったから。
でも、サポステでは、担当の方だけではなくて、
いろんなスタッフの方が声をかけてくれて、助けてくれました。
僕は、利用して良かったって思っています。
サポステには、様々なきっかけや事情で、
就労から遠ざかっている期間のある方も多くいらっしゃいます。
ちょうふサポステは、無理なく、ご自身のペースでご利用いただける場所。
一歩を踏み出すきっかけ、働いてみようかなと思えるきっかけがあるかもしれません。
スタッフ一同、心よりお待ちしております！
ちょうふ若者サポートステーション
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