先日、学習スペース高松ではハロウィンということで
子どもたちが育て上げネットの事務所内を
「トリック・オア・トリート!」と声をかけながら歩き回りました。
普段「誰かに出会ったらこんにちは、と挨拶しようね」と伝えていますが、
恥ずかしがって挨拶できない子は多くいます。
学習スペースに3年通っている子でも、いまだに入室するときには
ドアを少しだけ開けて…顔だけのぞかせて…誰が部屋の中にいるのか…
確認しないと安心して入れないということもあります。
親や学校の先生以外の大人と接する機会がほとんどない子どもたちにとって
名前も知らない初対面の大人たちに話しかけることの前に
挨拶をすることだってとても緊張することです。
「なんで挨拶できないんだ」「無視するんじゃない」「いつまで恥ずかしがっているの」と
思われがちですが、大人の私たちが忘れてしまった緊張感と、自分自身と、
子どもたちはいつも一生懸命に戦っています。
そんな緊張感をハロウィンの魔法がかき消してくれました。
腕や顔にかぼちゃやコウモリのペイントをし、帽子を被って
もういつもの自分ではないようで…
いつもの自分より少し勇気を出せた子どもたちは
もちろん、少しだけ残った恥ずかしさに立ち向かいながら
「トリック・オア・トリート!」と「お菓子をありがとう」という
二つの言葉を言いながら、見事たくさんのお菓子を手に入れたのでした。
お菓子というごほうびだけでなく、勇気というとっておきも。
学習支援事業(学習スペース)
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