――アトオシ・オンラインを利用したきっかけを教えてください。
遠藤(仮名):仕事が長続きしないことに悩んでいました。どんな仕事をしても、ひとと比較して自分は仕事ができないと落ち込み、つらくなって辞める、ということを繰り返していました。上司に仕事ぶりを認められたこともありましたが、それも素直に受け取れず、とにかく自分は仕事ができないと思い込んでいました。
自信をつけるために職業訓練にも参加しましたが、いざ仕事となるとやっぱり続きませんでした。
その後、はたらくスタートアッププログラムに参加し、はじめて動画編集に触れました。想像以上に楽しく、もっとやってみたい思ったことがきっかけでアトオシ・オンラインに参加することにしました。
―― アトオシ・オンラインはどのように利用されましたか?
遠藤:動画編集講座に参加しました。動画編集は完成までの道筋がはっきりしているし、「できる」「できない」が目に見えてわかるところが自分に合っていました。
講座を終えたあとの振り返り面談で、「動画編集を仕事にしたい」という思いが強くなってきたことを伝え、個別に練習課題を出してもらいました。
しばらく課題に集中していましたが、どうしても就職活動に進む勇気が出ないでいたとき、実際に外部に公開する動画の編集をしてみないかと声をかけてもらいました。
依頼主からは「こういう動きにして欲しい」と細かく要望があったり、締め切りを守るため作業予定を1日単位で立てたり、「外部に公開する動画」というプレッシャーがあったためリアルな体験することができました。
はじめは、自分のやり方は合っているのか不安でしたが、相手の要望をくみ取って指示通りの動画を作ることに注力しました。
少し慣れてきてからは、動画を編集しながら思いついたプランBを用意して提案してみると、それが採用されることもありました。
依頼者からこのプランBを提案する自分のやり方がとてもよいと認めてもらえて、確かな自信になりました。
*しごと体験で編集した動画
――現在はどんなことにチャレンジしていますか?
遠藤:株式会社DigitalBlastという、宇宙コンサル会社のYouTubeとTikTokの動画をつくるインターンに参加しています。
チャットでのやり取りが主で、週に1回のミーティングで進捗確認や相談をしています。
編集だけでなく、企画から一緒にやらせてもらっています。スキルアップのための課題も出していただき、技術面での成長もサポートしていただいています。
しごと体験で実践したプランBを提案することは心掛けています。これを評価していただいていることで、自分の仕事の仕方は社会でも通じるんだと自信になっています。
仕事が長続きしないことに悩んでいた自分には、合う仕事を見つけるために転職を繰り返すことではなく、しごと体験やインターンなど、社会の一歩手前でしっかり自信をつけることが必要だったんだなといまは思います。
*インターン時に作成したYouTube動画
*YouTubeをもとにしたTikTok
――遠藤さんの担当スタッフより応援メッセージが届いています。
就労訓練の場では出来ていることがたくさんあった遠藤さん。以前はそれを具体的に伝えても「いやいや、自信ないです…自分なんかまだまだです…」 という後ろ向きの回答が多かった気がします。
でも、動画編集のスキルを習得したことで「できている!」という自覚が芽生え、それを自分の強みにして社会と繋がる一歩が踏み出せましたね。だからこそ、インターン先で困難なことがあっても、逃げずに真正面から向き合うことができているのだと思います。
1年前の遠藤さんと今の遠藤さんを比べると、話し方・表情・行動、全てにおいて「働くために必要な自信」を身に付けていることが分かります。
自分の強みを自覚できてきた遠藤さんは、仕事のやり方・提案力も身に付け、さらに多くの強みになる引き出しを自ら作っていくことができましたね。その変化を近くで見守りながら、大変うれしい気持ちでいます。
これからもまだまだ自分の強みを見つけていくことができると思いますので、また一緒にゆっくり走っていきましょう!
アトオシ・オンラインは、15~29歳の働くに悩む若者にご利用いただけます。
オンラインプログラムなので、全国どこからでも参加いただけます。
まずは初回相談でお話を聞かせてください。
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